今、動く世界の化学物質規制: 日本企業は規制対応からルール形成への戦略的関与へ
化学物質をはじめとする国際的な規制の議論は、日本企業の製品開発やサプライチェーン、海外市場での競争条件を左右しつつあります。重要なのは、規制が決まってから対応するだけでなく、検討段階から動きを把握し、ルール形成の過程にも関与することです。2026年9月にローマで開催されたストックホルム条約の残留性有機汚染物質検討委員会(POPRC22)では、一部の臭素系難燃剤について、規制の必要性を判断するための審査を次の段階に進めることが決まりました。現時点で新たな規制が決まったわけではありませんが、EUでも...